ジュゴンの家・日誌
「ジュゴンの家」の賛助会員、募集中
「ジュゴンの家」は沖縄・名護にあるリサイクルショップです!!お店を開けつつ、「基地建設をとめたい!!」という思いで、日々行動しています。
「ジュゴンの家」では「ジュゴンの家」を支えてくださる賛助会員を募集しています。
「力になろう!」という皆さま!!
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  住    所 沖縄県名護市城2-13-2
  電話&FAX 0980−54−2948 
   e−mail   dugonghouse_in_okinawa@yahoo.co.jp
会費・・・月1000円、年10.000円となります
同基金への協力は 
●琉球銀行 普通口座 名護支店
 口 座 番 号   23−130
 口 座 名  西 陽子 まで

よろしくお願いいたします
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2月Bへ 2月Dへ

2月C

※辺野古への行き方をご案内します。

  辺野古には、那覇と名護より77番の
バスで来ることができます。
詳しくはhttp://www.rosenbus.com/から路線バスの沖縄バス、 77系統名護東(辺野古)線をご覧下さい。
 辺野古バス停で下りたら、海の方まで川沿いに歩いてください。 漁港前の防風林を越えて防波堤に出たところが座り込みのためのテントです。 途中、命を守る会への案内看板もあります。そちらからでもテント村に行けます。

 
車、レンタカーでいらっしゃる方は、沖縄自動車道「宜野座インター」 を出て左、国道329号線を北上し10数分、「久志(北)」の交差点を右折、久辺中学の横を通り、坂の下の給油所「辺野古(西)」を 右折、川沿いに海に向かいます。
 辺野古漁港は立ち入れませんので、手前に駐車して漁港入り口までおいで下さい。テント村の場所は漁港入り 口向かって右側、防風林の向こう側、防波堤の上です。


イラク反戦 
3・16
 全世界一斉行動!!

IN 沖縄


米兵による少女暴行事件弾劾!
労働者の闘いで全ての基地を撤去しよう!!
県庁前広場にて

「イラク反戦 全世界一斉行動 IN 沖縄」実行委員会

〈連絡先〉沖縄北部合同労働組合
TEL 0980−54−2948
名護市 城 2−13−2
時間変更しました!!
PM3時半 オープニングライブ
PM
4 本集会
PM
〜 国際通りをデモ!
3月9日(日) 
PM1:00〜3:00
那覇、三越前にて街宣行動




2月27日(水)
3月23日(日)
県民大会開催決定!!!
阻止行動座りこみ1409日目
メア総領事に抗議のFAXを(辺野古浜通信)
今日午後のことです。

平和市民連絡会と市民共同行動は、アポイントの上、浦添にある在沖米 国総領事館に出向きました。 総領事館では「総領事は、仕事があり代理のものが面会する」とのこと で、その代理に対して、先の事件に関して抗議を行い、文書を手渡しま した。

ところが、メア総領事の「仕事」とは隣接するショッピングモール 「バークレーコート」で一時間の食事をし、スターバックスで30 分、コーヒーを飲むことでした。

テラスでコーヒーを飲んでいるところを見つけられたメア総領事は、裏 口からコソコソと領事館に戻りました。 これだけでもアメリカ合衆国を代表する人間として、無礼で、恥ずかし い行為ですが、ここからが問題です。

新聞記者が「何故、メア総領事はコーヒーを飲む時間があるのに、沖縄 の市民に会わわないのか」と質問したところ、広報を通じて次のように 公式の返答がありました。

「平良さん(平和市民連絡会共同代表)は、逮捕歴があるか ら会わない」

たとえ非暴力抵抗に対して有罪が確定した過去があったとしても、会わ ない理由としては成立しません。まして、平良牧師の逮捕は不起訴とな り、事件としてさえ成立しなかった事案です。

このような態度、発言は重大な人権侵犯であり、メア総領事がいかに日 本人を、沖縄人を、蔑み、軽んじているかを、如実に現しています。 まさに殺し、姦する側の論理です。

多くの抗議の電話、FAXを下記まで、日本語で構いません。

在沖縄米国総領事館 TEL:098-876-4211(朝8時半より)
FAX:098-876-4243

なお平良牧師の逮捕歴とは、キャンプシュワブへの防衛庁(現 「省」)主導による文化財調査の止める際に起こった事件です。 非暴力抵抗のため座り込んでいたところに車を発進させ、立ちはだかっ た彼を轢いた上で逮捕拘留した不当な逮捕に対して、名護警察署は日本 中からの大バッシングに遭いました。 結局、起訴すら出来なかった事件です。

辺野古浜集会より--- この通信は、ボランティア有志の自主運営により配信しています。
沖縄タイムス
2008年2月27日(水) 朝刊 1・2面
県議会に協力要請/来月23日県民大会開催
全市町村議会が抗議決議可決へ
 米兵による暴行事件を受け、県民大会の開催を目指す実行委員会準備会(仮称)は二十六日、県民大会を三月二十三日午後二時から北谷町の北谷公園で開く方針を決めた。今月二十八日までには県内の全市町村議会で暴行事件への抗議決議が可決される見通しで、同準備会はこうした県民世論を背景に「超党派の結集」を呼び掛け、「県議会が中心となって県民大会の開催を」と求める陳情書を県議会に提出した。

 準備会では県子ども会育成連絡協議会(沖子連)の玉寄哲永会長が「県民の意識が高いうちに大会開催を」と、三月二十三日の開催を提案し了承された。晴天時には公園内の北谷球場を、雨天時には北谷ドームを会場にする予定で調整を進めている。

 大会は、名称を「米兵による少女・婦女子への暴行事件に抗議する県民大会」とし、在沖米軍基地の整理・縮小や、日米地位協定の抜本的な見直しを日米両政府に求める方針。沖子連や県婦人連合会(沖婦連)など六団体を中心に、市民団体や経済団体に幅広い参加を呼び掛ける。大会開催資金は県民にカンパを呼び掛けるという。

 準備会の後、玉寄会長と沖婦連の小渡ハル子会長が県議会を訪れ、議会事務局に仲里利信県議会議長あての陳情書を託した。玉寄会長は「事件のたびに日米両政府は『二度と起こさない』と言うが、事態はほとんど変わらない。『安心して安全な暮らしをしたい』という県民の思い、沖縄の心を伝えるために県民が意思表示することが大切」と大会の意義を訴えた。

 大会実行委員長への就任を要請されている仲里議長は「県民大会というからには、委員長就任には県議会の同意が必要となる。米軍基地関係特別委員会で陳情書について議論してもらい、対応を決めたい」と話した。

 二十六日には、久米島町議会と座間味村議会が米兵暴行事件への抗議決議をしており、県内で抗議決議案を可決した市町村は四十になった。残る南大東村議会も二十八日、抗議決議案を可決する見通しだ。小渡会長は「本来は知事や県議会が先頭に立ち、県民の結束を呼び掛けるべきだ。全市町村議会が抗議決議すれば、県民の代表である県議会も動かないわけにはいかなくなる」と期待する。

     ◇     ◇     ◇     

比嘉氏発言4時間空転/「知事は言葉でセカンドレイプ」

 県議会(仲里利信議長)二月定例会の一般質問で二十六日、米海兵隊員による暴行事件に対する仲井真弘多知事の答弁に対し、比嘉京子氏(社大・結連合)が「知事は言葉で少女をセカンドレイプしている」と発言。撤回を求め与党から猛クレームが付き、約四時間にわたり、空転した。

 一時は比嘉氏に対する懲罰動議の動きも出て事態は緊迫したが、議長斡旋案で収拾。県民大会の開催方針が決まった直後の与野党の「衝突」で、超党派での大会開催を危ぶむ声も出ている。

 暴行事件の関連で「アジア・太平洋地域の安全と少女の安全を守ることのどちらが大切か」との質問に、仲井真知事が「アジア・太平洋地域の安全と少女の安全は守ることのどちらが大切かは選択、比較できるものではない。少女の安全を大切に考えるのは当然」と答えた。

 これに対し、比嘉氏は「県民の人権を預かる最高責任者としての認識が欠落している。言葉で少女をセカンドレイプしている」と批判した。

 比嘉氏の発言に、与党は「知事の人格を傷つけ、議会の品位をおとしめた」と反発。比嘉氏に謝罪と発言の撤回を求め、「応じなければ、懲罰動議にかける」と示した。比嘉氏ら野党側は当初、「発言は不適切であり、撤回する」と応じたが、与党側は「仲井真知事や議会に対する謝罪がない」と収拾案を拒否。自民は一時、懲罰動議を決め、対立は頂点に達した。

 与党の強硬姿勢に対し、野党内部で「発言を撤回する必要はない」という意見もあったが、「暴行事件を抗議し、再発防止を求める県民大会に向け、超党派の結束が図れない」「県議会内の決定的な分裂は避けるべきだ」という意見が大勢を占め、早期収拾に動いた。

 仲里議長の斡旋案を与野党が受け入れ、比嘉氏が本会議で「知事の人格を傷つけ、議会の品位を冒涜する不適切な発言である。知事、議員、県民に謝罪し、発言を撤回する」と発言し、空転劇は幕を閉じた。

 野党側は「県民大会に向けて、与野党との協議を進めたい」とする一方で、与党内部には「基本的な政治姿勢の相違だけではなく、感情的な摩擦が生じた。超党派大会は無理だ」と否定的な発言が相次いだ。

地位協定改定へ連合が全国集会検討

 連合九州ブロック代表者会議のため来県した高木剛・連合会長は二十六日、那覇市内で記者会見を開き、米兵による暴行事件の再発防止に向け、米軍基地縮小や日米地位協定の見直しなどを訴える集会を連合として検討する考えを示した。

 高木会長は、参加した九州各県の連合代表からそうした集会を求める声が上がったことを紹介、「連合内部でも米軍基地を抱えている県の連絡組織があり、相談して何か考えてみたい」と述べた。

 同席した古賀伸明事務局長は「沖縄だけにとどまらず、例えば神奈川で日米地位協定の改定問題も含めてやるといったことも検討したい」として、来月開催が決まった県民大会とは別に、全国規模でアピールする集会にしたいとの意向を示した。開催地や規模などは今後検討するという。

 関連して、高木会長は二十八日に高村正彦外相に対し、事件の再発防止策強化や日米地位協定見直しなどを申し入れることも明らかにした。

 高木会長は衆院沖縄3区など、次期衆院選に向け野党系候補が競合する選挙区について「調整がつかないままで自民党に漁夫の利を与えることにならないよう、第一義的には政党間で調整してもらいたい」と述べ、連合本部としては側面から一本化を促す考えを示した。

陳情書を県議会事務局に託す沖子連の玉寄哲永会長(中央)と沖婦連の小渡ハル子会長=26日、那覇市・県議会事務局

★2月15日から26日までの日誌★
2月15日(金)
2月17日(日)
2月18日(月)
2月19日(火)
2月20日(水)
2月26日(火)


2月14日(木)
阻止行動座りこみ1396日目

作業船12隻が出て調査を行っています。こちらも船を出し警戒監視行動を行っています。調査内容の詳細は確認がとれていません。

←東京からやってきた、ファンキー平和君親子。

今日はたくさん人が来ました!→
コッコを連れて、久しぶりに辺野古参上! SAVE DUGONG!のシャツを着るコッコ。 ユウキが初バレンタインデーチョコをもらいました!
コッコにまたがる金太郎ユウキ。

少女暴行事件はこの社会構造が全世界の私たち若者(青年労働者)にかけられ た攻撃だ!!全世界の若者は立ち上がろう!!        
                             ー富田 晋
 今日2月10日に起こった米海兵隊兵士による中学生暴行事件に対して抗議行動 が行われました。 キャンプフォスター(在沖米軍の実質トップと言える第四軍調整官司令部がある 米軍の中枢:北中城村石平)のゲート前で行われました。 労組を中心に約300人が結集して怒りの声を叩きつけました。

 司会は沖縄自治労副委員長 山城博治さん。 発言者は北中城村村長・北谷町議会議員・北谷町基地対策室・普天間爆音訴訟団長・平和市民連絡会代表・沖縄社民党副委員長・沖教祖中頭支部・中部地区労・ 北谷町職労青年部・その他。 それぞれの発言の中で「基地の即時全面撤去しか道はない!」という言葉が何度も出てきていて沖縄の怒りが燃え上がっていることを感じさせました。

 ゲート前でのジクザクデモが行われ、「安保、粉砕!」「基地、撤去!」と怒り の声が上がりました。

「少女暴行事件はこの社会構造が全世界の私たち若者(青年労働者)にかけられ た攻撃だ!!全世界の若者は立ち上がろう!!」

 フランスで移民の少年が警官に殺されればフランスの数百万の若者たちは「兄弟が殺された」と怒り、街頭に立って車を数台燃やし、その意思を表した。 韓国で米軍の戦車によって少女二人が轢殺されれば、数十万の韓国の若者たちが 米軍基地を包囲し、フェンスをなぎ倒した。 今、全世界で大多数の若者たちがこの社会の構造が起こす暴力に耐え切れず、立 ち上がっています。

 私は今回の事件に一人の若者としてものすごい怒りを感じ、今回の暴行事件は私たち若い世代の全てにこの社会構造がかけた攻撃だと受け止めます。そして多くの若者たちがこのような事件を引き起こした米軍・社会・政府のあり方、構造に対して共に怒り、基地の撤去のために、辺野古新基地建設を阻止するために行動を開始して欲しいことを切に呼びかけます。

 95年に起こった暴行事件から12年たち、再度起きた事件であり、しかし氷山の一角に過ぎないのだということを皆様にお知らせしなければなりません。 イラク攻撃以後、米兵が起こした性犯罪は一月に2つだと言われています。

 今回の事件対し、ものすごい怒りがこみ上げてくると共に再度確認しなければならないことは米軍犯罪の根本的な解決・今回の事件の解決とは決して「綱紀粛正 」や「基地の整理縮小」などの小手先のことではなく、今の社会のあり方を変え 、「基地の即時全面撤去」意外にはないのだということを訴えなければなりませ ん。

 正直言って、文章を打っているだけで怒りで手が震えてきます。私にも家族がいます。自分の家族がもしそうなったらとそう考えただけで怒りで頭がおかしくなりそうになります。

 沖縄では基地があるがゆえに起こり続けている米軍犯罪・性犯罪を誰もが怒り、その度に抗議の声が島ぐるみの闘いを作り出し、基地の全面撤去を訴えてきました。そして、その度に政府は「綱紀粛正」「地位協定の改定」をひけらかして沖縄県民を騙してきました。

 私たちはこれ以上騙されない。私たちはいま、これ以上、今の社会のあり方を絶対に容認出来ないと怒っているのです。

 米兵は兵士になる前、やさしい青年だったのかもしれません。しかし、軍隊の教育が、イラクに行って人々を虐殺する現状が、恐怖がアメリカの青年を人殺しの 獣(けだもの)・道具へと変貌させているのだということを感じています。 私は一部の利権者のために行われる戦争とそれに伴った軍隊・基地の建設を拒否し、解体しなければならないと感じています。

 いま、ネット上で「女の子の方が車に乗るのが悪い」だとか「深夜徘徊の結果だ 」というような被害を受けた少女へのバッシング・誹謗中傷がでまわっています 。これはまったくのデマであり、到底許すことの出来ない内容です。 9月29日の教科書検定意見撤回県民大会12万人に対しても一部の人間たち・ マスコミによって事実を捻じ曲げようとする動きがありました。「実際には5万 人だった」と言った論調です。 とにもかくにも沖縄が怒りで燃え上がるのを恐怖する人々は沖縄の怒りに「誹謗中傷」という形で事実を歪曲し、本気で怒り・悲しみ、闘っている人々の揚げ足 取りに躍起になっているようです。 私たちはこのようなデマを絶対に許してはいけない!徹底的にこのような内容に対して怒るべきだと考えます。 少女が「自分から車にのった」?「深夜徘徊」?冗談じゃない!!だったら暴行 されてもいいというのか!!そんな問題では到底ないだろう!! 私たちはこのような誹謗中傷を絶対に許さず、被害を受けた少女を守る必要があります。全国の人々に協力をお願いいたします!!

 私たち若い世代はすでに闘わなければ生きてはいけない時代に入っています。 「国際競争力の強化と生産性の向上(経団連 御手洗氏経労委報告)」の名の下に民営化を強行され、その日暮らしを強いられている若者が一体どれほどいるの か。非正規雇用者は2000万人以上とも言われています。 「国際競争力の強化」の行き着く先は戦争です。ヨーロッパとアメリカが石油を奪い合うということです。そして、その中に基地建設があり、米軍・自衛隊が存在し、今回のような事件へと発展しているのです。 虐げられた私たち全ての若者たちはこの社会に反撃を開始しなければなりません 。

 今回の少女暴行事件と私たちが非正規に貶められ、抵抗する権利を奪われ路頭に迷う状況は同じ問題です。この社会が私たち若者の全てにかけた攻撃なのです。

 私たちは今回の事件にとことん怒らなければいけない。職場・地域から反撃の狼煙(のろし)を上げなければなりません。 私たちこそがこの社会を運営してきた主体、私たちこそがこの社会の主人公です。このような事件を二度と繰り返させないために今こそ、この社会を根底から変える闘いを始めましょう! もうこれ以上、私たちはこの社会を容認できない!!米軍基地を全て、今すぐに撤去させよう!!


琉球朝日放送

2008年02月14日 (木曜日)

沖縄市 住民大会開催へ

News Photo

アメリカ海兵隊員による少女暴行事件で、少女が連れ去られた現場となった沖縄市では14日午後、緊急の地域の代表による協議会が開かれ、近く、事件に抗議する住民大会を開催することを決定しました。

14日午後開かれた沖縄市地域安全推進協議会は、自治会やPTAなど市内の14団体でつくるものです。この中で東門市長は「国や米軍に抗議することは大切だが、地域の安全を守るために私たちが何ができるか考えなくてはならない」と挨拶しました。

協議会では、『住民がもっと強く声を上げて抗議するべきだ』との意見や、『防犯対策のために街頭に防犯カメラを設置すべき』との意見が出されました。そして、事件に抗議する住民大会を近く開催することを決定。今後、日程など細かい調整を進めることを確認しました。

協議会の大城信男会長は、「文書による抗議だけではだめ。市民あげて声をあげ、知らさなければならない」と、語りました。


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2008年02月14日 (木曜日)

退職教師らが抗議声明

News Photo

アメリカ海兵隊員による少女暴行事件を受けて、退職した教職員らが14日、抗議声明を出し、事件を糾弾しました。声明を出したのは県退職教職員会などかつて教育現場に携わっていたメンバーで、児童・生徒を教えてきた立場からも今回の事件の発生に強い怒りを持ち抗議の声明を発表しました。

抗議声明では、同じことが繰り返され子どもたちの人権がこのような形で踏みにじられていくことを絶対に許すわけにはいかず、満身の怒りをもって抗議するとして、日米両政府に対し、被害にあった少女と家族に対するケアと完全な補償、そして実効性のある再発防止策を明らかにするよう求めています。


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沖縄タイムス
2008年2月14日(木) 朝刊 1面
県議会、抗議決議へ/米兵暴行事件
軍に万全防止策要求/謝罪・基地縮小も
 米兵による女子中学生暴行事件を受け、県議会米軍基地関係特別委員会(親川盛一委員長)は十三日、「在沖米海兵隊員による少女暴行事件に関する抗議決議案」を全会一致で可決した。決議案は「人間としての尊厳を蹂躙する極めて悪質な犯罪。断じて許すことができない卑劣な行為」とし、米軍などに再発防止策に万全を期すことなどを求めている。同委員会で県警は一九九五年以降、米軍人関係者による強姦事件(未遂も含む)が十四件発生していることを明らかにした。抗議決議は十四日の本会議に上程、全会一致で可決される見込み。

 委員会で県基地対策課は、昨年九月現在の基地外の米軍用賃貸住宅の登録戸数は六千九十八戸、うち契約戸数は五千百七戸と説明。人数については把握できていないことを明らかにした。

 これに関連し、嘉陽宗儀委員(共産)が、米軍人が住民登録の対象外となっていることから、基地外の米軍人を日本側が把握できていない状況を指摘。

 これに対し、上原昭知事公室長は「米軍人の住民登録が可能かどうかは厳しいものがあるかと思うが、関係機関とも相談していきたい」との考えを示した。

 喜納昌春委員(社大)らは、県庁を訪れた米軍関係者らに対し、仲井真弘多知事が「抗議」ではなく、「要請」として対応した点を問題視。「知事はもっと突き放した対応をすべきだった」と指摘したのに対し、上原公室長は「(知事は)遺憾の意という表現だが、当然抗議の趣旨も含んでいる」と説明した。

 また、事件後の日米の対応について上原公室長は「対応は非常に早かった。事件の重大性を強く認識していると思う」との見解を述べた。

 決議案は(1)被害者及び家族への謝罪及び完全な補償(2)実効性ある具体的な再発防止策について万全を期す(3)米軍基地の一層の整理縮小を図るとともに、海兵隊を含む米軍兵力削減の推進―を要求。

 十五日に県内の日米関係機関、十八、十九の両日、東京都内の日米関係機関に申し入れを行う予定。

米大使ら知事に謝罪

 トーマス・シーファー駐日米国大使とブルース・ライト在日米軍司令官が十三日、県庁を訪ね、仲井真弘多知事と面談し、米兵暴行事件について「このような事件が起きたことを遺憾に思っている。再発防止のための手段は何でも取りたい」と謝罪し、再発防止策の徹底を約束した。仲井真知事は「県民の怒りはまだ収まっていない。再発防止を県民に分かるように徹底し、公開してもらいたい」と要望した。

 面談でシーファー大使は「今回の事件をいかに深刻に受け止めているか知事に伝えたいと思ってきた」と話し、被害少女と両親にあてた手紙を知事に託した。

 ライト在日米軍司令官は「在日米軍の軍人、軍属、家族を代表し、事件を心から悲しく思い、申し訳なく思っている」と謝罪した。

 仲井真知事は「このような事件が起きることで県民の怒りが頂点に達し、米軍と県民、基地に大きな影響が出ることを深刻に考えている」と強調したのに対し、シーファー大使は「知事の懸念はよく理解している」との認識を示した。

 面談後、シーファー大使は記者団に、米軍内の教育プログラムを見直す考えを示した。普天間移設問題への影響については「今大事なのは事実の判明に焦点を当てること。その後で影響が出てくることがあれば、その時点で対処していかなければいけない問題だ」と述べた。

     ◇     ◇     ◇     

「隊員教育の徹底を」/知事、再発防止で要望

 仲井真弘多知事は十三日、県庁を訪れた外務省の小野寺五典副大臣に対し、米兵による暴行事件に遺憾の意を表するとともに、「事件が二度と起きないよう、一層の綱紀粛正と隊員教育の徹底を含め、再発防止に万全を期し、その措置内容を県民に公表することを在沖米軍に対し、強く働き掛けていただきたい」と要請した。小野寺副大臣は「(要請内容は)外務大臣や官邸にも報告したい。先ほど面談した四軍調整官に対し、再発防止策が目に見える形で、(事件が)二度と起きないと県民が納得できるような体制をお願いしたいと申し上げた」と述べ、理解を求めた。

 小野寺副大臣はこれに先立ち、那覇市の外務省沖縄事務所で在沖米軍のリチャード・ジルマー四軍調整官(中将)に会い、事件の真相究明と再発防止の努力を求めた。

 ジルマー中将は海兵隊員の教育プログラム見直しについて具体案の検討を配下の各部署に指示。また、基地外に居住する隊員の管理について何らかの対応が必要だとの認識を示したという。

 面談は、通訳を交えて約三十分間行われた。

 この中で小野寺副大臣は、基地外に住む隊員が逮捕されたことについて従来の対応では不十分ではないかと指摘。また「沖縄、日本が占領地という間違った印象を仮に持っている隊員がいるとすればそのようなことがないようしっかり教育してほしい」と求めた。

 ジルマー中将は「この二十四時間、海兵隊はほとんど機能していないくらい再発防止について検討している」と述べ、教育プログラム見直しに具体的に取り組む考えを示した。被害者に対しては「心を痛めている」と述べたという。

 沖縄での日程を終え記者会見した小野寺副大臣は、日本政府の問題意識については米側に「十分伝わったと思う」とした。この問題が「米軍再編に与える影響は決して少なくない」とも述べ、政府部内で再発防止に向け議論すると述べた。

知事・米大使・司令官会談要旨

 シーファー大使 このような事件が起こったことを本当に遺憾に思う。被害者の少女とご家族、関係者の方々に対して同情に堪えない。今回の件に関して全面的に協力させていただき、正義がもたらせるために、われわれができるすべてのことをすると約束する。

 再発防止のために必要な手段は何であれ取る用意がある。少女と家族が負われた傷が一日も早く癒やされるよう願っている。

 個人として被害に遭った少女と両親に手紙を書いた。知事から渡してほしい。

 ライト司令官 在日米軍すべてを代表し、今回の事件について本当に悲しいことだと思っている。権限の中でできることがあれば、このような事件が再び起きないように何でもしたい。今回のことに関して本当に心から悲しみ、申し訳なかったと思う。

 仲井真知事 今回の事件は女性の人権を蹂躙する極めて悪質な事件であり、決して許すことはできない。

 被害者が中学生でもあり、極めて悪質な事件と言わざるを得ない。強い怒りを覚える。極めて遺憾。

 このような事件が発生すると県民の怒りが頂点に達し、今後の米軍と県民、基地について非常に大きな影響が出ることを深刻に考えている。

 このような事件が二度と起こらないよう綱紀の粛正、隊員の教育の徹底、再発防止に県民がよく分かる形で万全を期していただきたい。

 シーファー大使 被害に遭った少女とご家族にできることがあれば何でもしたい。いかに私たちが申し訳なく思っているかを知っていただきたい。一日も早く幸せで、今までの生活に戻っていただけるように何か手を貸したい。

 仲井真知事 大使と司令官の誠意はきちっと受け止めたいと思うが、県民の怒りはまだ収まっていない。

 ぜひ再発防止を徹底し、県民に分かるように公開してほしい。



2月13日(水)
琉球朝日放送

2008年02月13日 (水曜日)

怒りの緊急抗議集会

News Photo

10日に北谷町で起きた少女暴行事件を受けて、12日夕方、北中城村で緊急の抗議集会が開かれ、およそ300人の市民が怒りの声を上げました。

集会は平和団体が主催したもので、北中城村の海兵隊基地司令部前には、市民およそ300人が集まりました。

そして平和運動センターの崎山議長が、今回の事件は人権を蹂躙していると非難、「悪の温床であるアメリカ軍基地の撤去のために県民は立ち上がろう」と呼びかけました。

そのあと参加者らはゲートの前で列を作ってデモ行進したほか、「海兵隊員の事件は許さない」「アメリカ兵は沖縄から出て行け」と何度もシュプレヒコールし、強い抗議を繰り返しました。


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2008年02月13日 (水曜日)

事件から4日目 怒りの声 抗議決議次々と

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事件からきょうで4日目となりますが、きょうも抗議や怒りの声は収まっていません。昨夜開かれた抗議集会からきょうの動きをまとめました。

「県民は許さないぞ!」

きのう夕方開かれた、事件を受けての初めての抗議集会。参加者はおよそ300人にのぼり、怒りのシュプレヒコールが繰り返されました。

沖縄市議会・与那嶺克枝議員「女性の人権を蹂躙する極めて悪質な犯罪であり、被害を受けた少女、家族の心中を察すると激しい怒りを覚え、断じて許すことができない」

沖縄市議会は臨時議会を開き、事件に対する抗議決議を全会一致で可決。

金城記者「きょう開会した県議会、アメリカ兵による少女暴行事件の発生で議場は緊張感に包まれています」

県議会でも、仲井真知事が冒頭に事件に対する見解を述べました。

仲井真知事「女性の人権を蹂躙する重大な犯罪であり、特に被害者が中学生であることを考えれば、決して許すことは出来ず、強い憤りを覚える」

再び爆発した県民の怒りに、本土からは次々と要人が沖縄入り。

小野寺外務副大臣「被害者、ご家族、そして沖縄県民の皆様に、たいへんつらい思いをすることになってしまったこと、本当に心から遺憾の意をもっています」

最初に面談した東門沖縄市長と野国北谷町長は、事件に揺れる地元の声を直接伝えました。

東門沖縄市長「14歳という少女が・・・、そういう目にあうということは、とても耐えられない」

小野寺外務副大臣「(アメリカ側には)しっかりと、厳しく、政府を代表してお話をさせていただきたいと思っております」

そしてー

実近記者「アメリカ軍の四軍調整官が外務省沖縄事務所に入りました」

小野寺外務副大臣「今回の問題について、本当に多くの方が心を痛めております。この問題の真相究明、また2度とこういうことがないように、アメリカ軍としても対応していただきたいと思っております」

リチャード・ジルマー四軍調整官は「事件を大変深刻に受け止めている」と回答。

そのころ県庁ではー

岸本記者「シーファー駐日大使とライト司令官が沖縄県庁に到着しました。トップ2人の謝罪で、事態を早く沈静化させたいという狙いが感じられます」

兵士が起こした事件で、駐日大使自らが沖縄を訪れるのは極めて異例。

小野寺外務副大臣「この問題が基地の再編に与える影響というのは、決して少なくない」

県議会は午後から米軍基地関係特別委員会を開き、綱紀粛正などを求める抗議決議を可決しました。

スタジオには基地問題担当の岸本記者と警察担当の久田記者に入ってもらいました。まず、岸本さん、今回の事件を受けては日米両政府とも反応が早い、当たり前といえばそうなんですが、これまでの対応と比べると異例とも言えます。

岸本記者「アメリカ政府、アメリカ軍は国のために働く軍人をどうにかして大切に保護したい。また推定無罪の原則や地位協定に基づいて身柄を渡したくないという態度をとることが常でしたが、今回は完全に公務外でさらに基地の外で起きた事件で、容疑者もすでに警察に逮捕されていますから、アメリカとしても手のうちようがないということです」

そこで県民感情を出来るだけ逆なでしないようにということなんでしょうか?

岸本記者「シーファー大使としてはこの事件を早めに収束させ、アメリカ軍再編への影響は絶対に避けたいという考えです」

シーファー駐日大使「(米軍再編への影響が)なければいいと思う。今は事件の捜査と補償が重要だ」

岸本記者「一人の兵士が起こした事件ということで早く話を終わらせたいわけなんですが、一方の日本側では普天間基地の移設先の名護市も、今回の事件に対して来週抗議決議を可決する方針です。ですから、市民感情、県民感情にもう火がつき始めているわけですから、移設計画全体に影響が出ることは避けられないと思います」

一方で、事件の方の捜査は進んでいます。最新の情報はどうなっていますか?

久田記者「ハドナット容疑者は依然として容疑を否認し続けています。しかし、この事件は物的証拠につながる被疑者の車両などの押収が既に済んでおり、DNA鑑定などの結果を待っている状態です。容疑が確定するのも時間の問題とみられます。検察は、今回のケースではすでに容疑者の身柄が日本側にあるので、日米地位協定上の制約はいまのところないとしています。今後は起訴に向けての捜査が続けられます」

ここまで北谷町で起きた少女暴行事件についての動きをまとめました。


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沖縄タイムス
2008年2月13日(水) 朝刊 25面

米兵による暴行事件に抗議し、米軍キャンプ瑞慶覧前でシュプレヒコールをする市民ら=12日夕、北中城村
ゲート前300人抗議/米兵暴行事件
 【北中城】米兵暴行事件を受け、沖縄平和運動センターと中部地区労は十二日夕、北中城村の米軍キャンプ瑞慶覧石平ゲート前で緊急抗議集会を開いた。開催は急きょ決まったが、寒風の中約三百人(主催者発表)が参加。海兵隊基地司令部など在沖米軍中枢の建物に向かって、「子どもたちの平和を返せ」「安全な暮らしを返せ」とこぶしを突き上げた。

 同センターの崎山嗣幸議長は「はらわたが煮えくり返る思いだ。再び事件を許さないため、温床である基地をなくす闘いに立ち上がろう」とあいさつ。今後、大規模な抗議集会開催を広く呼び掛ける。

 平和市民連絡会の平良夏芽共同代表は「一九九五年の事件後も、県民は経済的な理由を挙げて、米軍を追い出すことはしなかった。少女を犠牲にした」と悔恨を込めた。「私たち自身の責任を自覚し、反省して、基地撤去を本気で目標にしよう」と訴えた。

 沖縄市から参加した北城博子さん(39)は「県民はDV(家庭内暴力)の被害者のように、米軍の暴力の積み重ねに感覚がまひしてきたのではないか」と問い掛け、「我慢するうちに今回の事件が起きてしまった。依存から抜け出さないと」と決意を込めた。

 「同じ女性として、絶対に許せない」と憤ったうるま市の伊波雅子さん(33)。「米軍は言葉だけで済ませるのではなく、沖縄から出ていくことで謝罪してほしい」と語気を強めた。

 同市の玉城毅さん(57)は「犠牲の上に成り立つ経済発展でいいのか。個人では何もできないが、力を合わせて基地撤去につなげたい」と語った。

抗議声明相次ぐ

 米兵による暴行事件を受け十二日、市民団体の抗議声明も相次いだ。

 県統一行動連絡会議(新垣繁信代表幹事)は日米両政府に対し「再発防止と綱紀粛正の連呼は、その場しのぎの時間稼ぎにすぎないことは明らか」と批判した。

 「あらゆる基地の建設・強化に反対するネットワーク」(宮城清子氏ら共同代表)も抗議文を公表。基地移設問題にも触れ「米軍の傲慢な姿勢からして、事件の続発は必然的」と糾弾した。

子の安全確保を
教育庁が注意喚起

 県教育庁は十二日午前、米兵による暴行事件を受け、市町村教育委員会の教育長や県立高校と特別支援学校の校長、各教育事務所長に対し、児童・生徒の安全指導と安全確保の徹底を呼び掛ける通知を送付した。

 県教育庁は同日午後、県内六教育事務所長を集めた緊急の会議も開催し注意喚起の徹底を確認した。早急に各事務所単位で校長会を開くほか、県立の高校と特別支援学校も今週中に緊急の校長会を開催する。

 通知は、PTAや地域、警察、関係機関などが連携して児童・生徒の安全確保に努めることを要請。児童などに対し(1)不審者と思われる人に近づかない、絶対ついていかないなどの安全対策の徹底を図る(2)保護者同伴による登下校や集団下校を心掛ける(3)警察などと連携した防犯教室の開催―などを呼び掛けている。

 県教育委員会は十三日の定例会で抗議声明や再発防止などを求める要請行動などを決める。

北谷議会も決議提案へ

 【北谷】北谷町議会(宮里友常議長)は十二日、米兵による暴行事件を受け、同町役場で基地対策特別委員会(照屋正治委員長)を開き、被害者への謝罪と補償、再発防止の徹底などを求める抗議決議と意見書の両案を十三日に開く臨時会に提案することを決めた。

 両案では「悪質で深刻な事件であり、被害者の心中を察すると断じて許せるものではない」「子を持つ親の受けた衝撃は計り知れないものがある」などと事件を非難している。

東京でも抗議

 【東京】首都圏を中心に平和運動を展開する命どぅ宝ネットワーク(太田武二代表)のメンバーらは十二日夜、都内にある官邸や内閣府、米大使館を訪れ、米兵の暴行事件に抗議した。

 三カ所とも中には入れなかったが、正門前で「沖縄の女性たちは生きる尊厳を踏みにじられている」などと訴えた。

与那原議会も18日に臨時会

 【与那原】与那原町議会(又吉忍夫議長)は十二日の議会運営委員会で、米兵の暴行事件に対して十八日にも臨時議会を開き、抗議決議を行うことを決めた。又吉議長は「憤りに耐えない。県民として抗議の意思を示したい」と話した。

「未成年だとは思わなかった」
容疑者が供述

 米兵暴行事件で、強姦容疑で沖縄署に逮捕されたタイロン・ハドナット容疑者が「未成年とは思わなかった」と話していることが十二日分かった。

 同容疑者は体に触ったことは認めているが、強姦容疑については依然、否認している。

 同署は同日午後、ハドナット容疑者を同容疑で那覇地検に送検。容疑を裏付けるため、犯行に使われたとみられる車などの鑑定作業を進めている。

問題なかったから軍曹に
首席領事が擁護

 在沖米国総領事館のカーメラ・カンロイ首席領事は十二日、米兵暴行事件に関連し「(事件を起こした米兵が)軍曹にまで昇進しているのは、今までこういうこと(犯罪)をしていなかったからだ」と事件を起こした米兵を擁護するような発言をした。十二日、社大党副委員長として同総領事館に抗議要請文を手渡した糸数慶子参院議員に答えた。

 糸数議員によると、カーメラ首席領事は抗議に対して、当初、ケビン・メア総領事のコメントを読み上げるだけだったため、糸数議員が「同じ女性としてそれでいいのか」と問いただした。

 その中でカーメラ首席領事は今回の事件については「これから対応を話し合う」と回答した上で、「三十八歳で二等軍曹になっている。ここまで来たのはこういうことをやっていないからだ」と発言した。

 糸数議員は「被害に遭った少女の立場で謝罪すべきなのに、彼らは米兵を擁護する立場。これまで犯罪を起こさなかったことと、今回の事件は関係ない。軍隊の持つ構造的暴力はなんら変わらない」と怒りをあらわにした。

琉球新報

社会

繰り返される凶行に言葉失う 米兵女子中学生暴行事件

ハドナット容疑者宅を調べる県警捜査員=11日午後7時49分、北中城村島袋

 児童・生徒を巻き込み繰り返される米兵の凶悪犯罪。1995年の少女暴行事件の記憶も消えぬまま再び起きた米兵女子中学生暴行事件に、教育関係者や保護者、女性団体などに衝撃が走った。「子どもを守るべき大人なのに…」。人権を踏みにじった米兵の蛮行に憤りが噴出した。基地があるために、安心・安全な暮らしが脅かされる状況はいつまで続くのか。批判の矛先は、米軍基地を過重に押し付ける政府、基地を容認する仲井真県政にも向けられた。「米軍基地を早く沖縄から撤去してほしい」。切実な声が各方面から上がった。事件現場付近の住民の間にも衝撃が広がった。
 ハドナット容疑者が車を止めた現場は、閑静な住宅街。目の前には中学生や子どもたちがよく遊ぶ北谷町内の公園がある。「ショックを受けている」。犯行現場の近くに住む北谷町議の稲嶺盛仁さんは驚きを隠さない。「近くの安良波公園ではジョギングや散歩をする外国人が増えており、早朝など声が聞こえたりするが、まさかこんなことが起こるなんて」と怒りに声を震わせ「決して許せるものではない」と唇をかみしめた。
 同町北前に住んで20年以上になるという70代の男性は「ここでこんなことが起こるなんて初めてだ。信じられない」と話したあと絶句。少女が発見された近くの公園をよく散歩しているという男性(73)は「こういう事件が起きると、(被害者と)同世代の孫のことが心配になる」と不安そう。基地周辺市町村で米軍絡みの事故が絶えないことに「まるで復帰前のようだ」と憤った。
 ハドナット容疑者が女子生徒に声を掛けた沖縄市の繁華街は、週末に多くの若者や外国人でにぎわう。「ちょうどその時間ごろにその付近にいた。(わたしも)危なかったかもしれない」と、11日も同所を訪れた大田真奈美さん(20)=うるま市。宜野座村の女性(53)は「10日も来たが、若い人や外国人がたくさんいた。まさか自分がいた時間にそんなことが起こっていたとは」と、にぎわいの一方で起きた事件に言葉を失った。

(2/12 16:19)

 


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☆飛び入り大歓迎!!
     一緒にビラまきをしたい人を募集しています。

☆作戦決行日:毎週土曜(雨天中止)
      14:
30 じゅごんの家集合!!(名護市城2−13−2)
      15:00 為又・
「洋服の青山」前で街宣開始!


参加者募集!!!
基地建設阻止行動およびテントで座り込みする人が必要です!!!
少ない時間でも、行動できる人は集まってください!!
あなたが行動することで現場の状況は変わる・・・・!!
どうか、よろしくお願いします!!
辺野古に来てください!!!
基地建設阻止行動のための緊急カンパのお願い!!
 辺野古では日米政府が「沿岸案」を合意し、座り込みはまだまだ続いています。。今後も基地建設を止めるには多大な資金が必要になると予想されます。全国の皆さんにカンパをお願いしたいと思います。皆さん応援をよろしくお願いします!!

 カンパを振り込まれる際は、下記の口座にお願いします。
加入者名「ヘリ基地反対協議会」 郵便振替番号:01700-7-66142

 沖縄・名護・辺野古の美しい海を埋め立て作ろうとしている新しい軍事基地建設を止めさせるために、おばぁたちが座り込みをはじめてから8年と600日以上。その怒りを正面からうけとめもせずに国は、ムリヤリ、かなりボーリョク的に着手し、調査のために建てられた5コのやぐらは、すでに海中のサンゴをふみくだいている。日本の各地で、世界で、この基地を作ることに対し、抗議の声がうずまいているとゆーのに。

 今、辺野古では、陸上での座り込み、海上・海底でのカヌーや船を使った阻止行動がつづけられており、那覇、大阪、京都、名古屋、東京では座り込みなどで辺野古のことを訴える活動が広まっている。これらを通じて辺野古を知り、これをじぶんの問題として重くうけとめた若者たちが辺野古にあつまり「カヌー隊」として活躍しはじめているところだ。

 弟のシュウは、船の免許をとり、「阻止船」を操縦している。巨大な作業船が辺野古に現れた日、通らせまいと、台船の進路に立ちはだかったが、台船は停まらず、シュウの船は何十倍もの大きさのその船に突撃、間一髪転ぷくはまぬがれたという。数年まえまでいわゆる「不登校」だった弟は、幸運なきっかけを得て、沖縄に行き、沖縄のかかえる問題を知り、辺野古のおばぁ達に出会った。おばぁ達に、学校では教えてくれないいくつものことをおそわり、「戦(いくさ)やならん、命どぅ宝(ぬちどぅたから)」とおそわった。これ以上、おばぁたちに、基地を苦しみを座り込むことをおしつけたくない、たった1人になってもここに立って止めよう、命をはってでも、と決めた。しかし、台船にぶつかる瞬間、シュウの頭をよぎったのは「かならず、生きぬいて帰ってきなさい、なにがあっても」という、おばぁのコトバと、大切な人たちの顔の走馬灯。死ぬわけにはいかない。なにがあっても生きていること、それ以上に価値あるものはない。おばぁの言葉の意味すること。弟の死がもたらす悲しみは、おばぁたちをも殺しかねないのだ。

 恋人のユウスケは、カヌー隊で、海上でのすわりこみをするため、名護でくらしている。ある日、仕事をやめ、彼は「辺野古に行こうと思う」と言った。それは、唐突ではあるがまるで必然のようだった。生活=お金のための生活をやめて、イメージに近いほうを選ぼうとしていたユウスケ。辺野古のことは知っていた。基地ができれば、もちろん自然はこわされ、それ以上に人がたくさん死ぬ。ねがいは、ただ、「幸せになること」。だからこそ、目の前に見えている脅威を見てみぬふりをして自分を偽ることはできない。ほんとうに幸せになりたいから、止めに行く。それが、ユウスケのイメージだ。ものすごくシンプルに、「好きな人を失いたくない、悲しませたくない」から、この不穏な世の中の流れを止めるために動く、その中でいま1番焦点になっているのが辺野古だったのである。

 カズマサ君は、仕事をやめてから、地元・名古屋と辺野古を行き来し、名古屋では街頭アピールなどで広め、辺野古では、はげしく船酔いしながらも必死で阻止行動をしている。

 サチコは施設局側の作業員との攻防で1度、指を3cmきり、流血したが、今日も笑顔で海に出て行き、カヌーをこいでいる。

 彼らは全員20歳代だ。若いからと言って失うものがないわけではない。仕事も、恋人もギセイにしてきている。
家族や友人の理解が必ずしも得られるわけではない。経済基盤も保障ももちろんない。
彼らはなにも好き好んで「たたかい」に来ているのではない。それぞれの意志で来ているのは確かだが、闘いたくて
闘っているわけではないのだ。ほんとうなら、好きな人と好きな場所で心おだやかに暮らしたい。
世の中が本当に平和なら、やりたいことは他にもっとある。
 それでもかれらが辺野古に来るのはなぜか。
 どうしても、今止めなければならないから。
 人の命をなんとも思わない人々がゆるせないから。
 命が大切と言うことだけは、どーしてもゆずれないから。

 私自身は東京で店を持ち、そこから発信していくために東京でやることに決めたため、辺野古には行けない。
先日も顔を蹴られるなどの暴行をカヌー隊メンバーが作業員から暴行を受けたとの報道があった。
東京で、はなれた場所でそのようなニュースを耳にすると、怒りとかやりきれなさが体中をうずまいて
いてもたってもいられない気持ちになります。今すぐにでも辺野古に行きたい。
 ケガさせられたり、あるは殺されたり、捕まったり。自分の大切な人がそんな目に、いつ合わされるか分からない状況
の中で、日常をおくらなければならないのが辛い。はなれていて手と足もだせない、叫んでも届かないのが辛い。
 ものすごく個人的な話ではある。
でも、自分の大切な人のいのちが大切なのは、誰でもあてはまるはずである。
自分の周りの人を大切に思うことと、戦争をなくそうと思うことは同じことだ。
大切な人が死んだらイヤだ。だから 戦争はやめよう、基地はいらない。
足りないのは、あと少しの想像力。イラクやアフガニスタンで、パレスチナで、亡くなった人々の周りの気持ち。
周りの人々のきもち。悲しくないわけがない。怒りがわいてこないわけがない。

 もう一度 問いかけます。辺野古の若者たちの「命を守るたたかい」にあなたは何を思いますか。 
 私たちは、辺野古で闘う若者たちの友人・知人・家族として、彼らの生活を支えるためのカンパを訴えます。
彼らが心置きなく行動するためには、1人・1ヶ月の生活資金・5万円ぐらいかかります。5万円×5〜6人を毎月作りたいと思っています。

 東京の「街」では、できるだけ多く地域の人たちが参加してくれるために「100円カンパ」を始めました。
 家族会も結成されました。

 ご協力をよろしくお願いいたします。
 太田武二(命どぅ宝ネットワーク)、ヨッシー(友人)、佐竹周一(友人)、中馬由紀子(友人)、中野高(友人)、富田直子・剛・翔子(家族会)、赤羽則子(家族会代表)、ハネやん(家族会)、末木(家族会)、
1/15 現在
郵便局 10020−84023361
赤羽 則子